10倍ラクして成果を上げる完全自動のExcel術を読んだ感想
10倍ラクして成果をあげる完全自動のExcel術
著者 奥谷隆一
発売日: 2016/3/4
出版社: インプレス
を読みましたので、感想・書評記事です
なお、こちらの書籍はブログ飯の染谷さん主催の有料サービスの一つ。
・ギガ盛りアンリミテッド
を利用して出版社さまより献本。つまり無料で頂いてます
無料で進呈するからレビュー書いてね?
っていうサービスです
詳しくは以下
さてここでお知らせです
管理人だけだとそもそも本書のターゲット層にあまり当てはまらない気がしたので、知人Aにも読ませて感想をもらってます
管理人は、エクセルは割と使える方です
理系の学校を出てるので卒業論文を作成する際に実験データの整理や資料作成とかで使いますし、会社でもまぁまぁ使ってました
ここ数年は一切触ってませんが
知人Aはとある上場企業の生産開発関係の職を新卒から4年ほど務めたのち、転職しています
転職先でももちろんエクセルは日々の業務で使ってます
しかし、Excelを具体的にどれくらい使いこなせてるかを説明するのって難しいですね
・以下、まず知人Aの感想
エクセルの便利機能を使いこなせればと思い、こちらの本を読みました。
マクロの概要説明と簡単なマクロ作成がメインになっています。
マクロに関しては全く初めてです。
マクロと聞くだけで、小難しい感じがしており、なかなか勉強する機会がなく、マクロを使うと何が出来るのか、どのように活用すれば良いのか全く分かりませんでした
本書の冒頭は
・マクロとはなんぞやと言う説明
・簡単なマクロの組み方
・顔文字をコピーしてセルに貼りつける動作を繰り返し、顔文字が動くアニメのような効果を見せるマクロ
などが記載されています
マクロの組み方や仕組みは把握できましたが、これが実務においてどう役立つのかはピンときませんでした
また、ここまでで、本の3分の1ぐらいしか進んでいないのですが、本に書かれている通りに、実際エクセルでマクロを入力して操作しながら、読み進めていたのですが、簡単に同じように入力しているつもりでもマクロが上手く動作しなかったり、エラーがでると結局、ネットで内容を調べたりと苦戦しました。
初めてマクロを勉強するには、少し難しかったですし、いまいちマクロが便利なのか実感が全くわきませんでした。
その後の内容として
条件検索でオートフィルターの操作説明や、ピボットについて、自動印刷をマクロで設定する部分ではヘッダーとフッター設定なども記載してあり
正直行ってこの部分は本書タイトルの「10倍楽して〜」から考えると不要なのではないかと思い
本書後半では
事務業務を想定して準備された表をネットからダウンロードして、マクロ作成の練習が出来るようになっています
この辺りから実業務での活用がある程度具体的にイメージできるような構成になってきました
最後まで読み進めた感想を簡潔にまとめとる
・マクロのエラーが出た際の対処方も掲載して貰えるとなお良かった
・しばらくは本を見ながらマクロ練習してみよう!仕事で使えそう
という気分にはなっています
・以下、、管理人の感想
正直にいうと、これ一冊を読んで日々の業務の中にあるエクセル作業を自動化して10倍ラクになることはないんじゃないかと思います
しかし、マクロを組むことによるエクセル作業の時短の可能性はビンビンに感じます
タイトルがちょっと大袈裟かな?って感じですね
これはこの本に限らず、ノウハウ本全般において言えることだとは思いますが
マクロを組むためのチカラを身につける本というよりは、そういう世界への道筋を教えてくれる本といった感じがします
もちろん基本的なことは身につくのですが、あまり初心者に優しい内容で教えてくれるわけではなく、本の通りにやっても困るところがいくつかありました
その時はネット検索に頼ることで解決して先に進めましたが、少し残念です
これ一冊で、エクセル時短をマスターしようとは思わない方がいいのではないかと思います
しかし、著者の語り口が柔らかく読みやすい
本書を一冊目に読んで、ある程度の知識を得るのが目的!
と割り切って読むならばおすすめです