自分らしく働く手帳を読んだ感想や書評レビュー的なアレ。
ギガ盛りアンリミテッドで献本してもらった
インプレス社出版の
「自分らしく働く手帳」
著者 前田康二郎 パスカル・フロリ
を読んだので感想的なことをつらつらと書きます
ブログ飯で有名な染谷さんのwebサービス
ギガ盛りアンリミテッドで出版社より献本してもらってその代わりにレビュー書きます的なアレです
ステマではないので、そのへんよろしくぅ!
手帳術的な本かと思ってた
フランス式「自分らしくはたらく手帳」
というタイトルなのであるので、手帳の使い方、時間管理の等の事が書いてあるのかと思って手に取ったんですが....
まったくもってそんな内容の本ではなかったですw
まぁ僕今ほぼニートなんで手帳なんか使ってないんですけどね
手帳術的な本読んだことねぇな。と思ったんで献本依頼してみたわけですよ
そしたら手帳術ではまったくなかったというまぁまぁ馬鹿丸出しなパターン。お恥ずかしい
フランス人の考えかたや価値観の紹介的な本だった
手帳術、時間管理術的な内容ではなく、日々の生活の過ごし方や、「はたらく」と言う事とはどういうことなのかを読者にさりげなく問いかけてくるエッセイ的な内容になっています
そこに日本では当たり前の考え方や習慣に対して、フランスの考え方や習慣を対比させて紹介してくる感じ
例えば日本人では当たり前の
「フルタイムで男性が働いて、女性が家で家事・育児をするという習慣」
「残業が普通となっている、残業してる同僚を残して自分だけ定時で帰るのがしのびない」
といった点に対するフランス人から見た疑問や不思議などが、分かりやすくまとめられています
本一冊を通して大分類で、「価値観」、「仕事」、「コミュニケーション」、「リフレッシュ」等7項目に分かれています
さらにそれぞれのテーマ毎に、エピソードやフランスのことわざ・名言が紹介されています。
各テーマ、2~3ページでまとめられており、文字数も多くないので読みやすく、ちょっとした隙間時間で1エピソードをさらっと気楽に読むことが出来ます。
読んだ感想
ぶっちゃけるとこの本を読んだからといって、日本式の価値観や働き方をサクッと急に変えられる人はそうそういないでしょう
しかし、日本式価値観に対してフランス式価値観を押し付けがましく書いているわけではないのが好感を持てますし読みやすいです
フランスの考え方が正しいとか間違っているではなく、日本人とフランス人の考え方の違いを、淡々と分かりやすく書いてる。
モノゴトを違う視点から見ることで
考え方ひとつ変えることで
気持ちが切り替えられる可能性を教えてくれる。そんな本でした
装丁がオシャレで内容もちょっと意識高い系感がある
手帳とあるように、本自体の装丁もオシャレで、紙質もこだわって作られた感じが有ります。
また、各テーマに沿って、自分の考えている事を書き込めるページも設定されています。
僕には正直こういう部分はあってませんでしたね
意識の低さでは、並び立つ者なき高みに立ってますんで
でも、意識高い系の人や、「高い系」じゃなくて本当に真面目にちゃんと意識が高く頑張る人なら表紙も気にいると思います
こういうオシャレな本が本棚に並んでるだけでも気分が上がるはず
ちなみに、本に直接書き込むのが嫌な方には、巻末にQ&A書き込みシートがダウンロードできるようにURLも掲載されていますので、活用されると良いかと思います。
印象に残った記述やフランスのことわざ
・他人と違うということには優劣はない
いやほんとこの通りですよ
似たような感じで「異常」って言葉も別に優劣はないと思うんすよね僕
「あの人、ちょっと人と違うからさー」
って言うとなんか馬鹿にしてるように受け取られがちですが、別にそんな意味で使ってないんすよこっちは
って声を大にして言いたいんだけど、まぁ世間でそう言う解釈が普通なの明白なので、小さい声で吠えておきます
・真面目な人、他の道を進む人を好まない(.フランスのことわざ)
フランスでも、世間一般的な人生進路を進んでる人は、そこから外れたちょっと変わった進路を進んでる人に対して、否定的・批判的な意見を述べることが普通にたくさんある
って感じのことを意味してるとのことです
なんか意外でしたね
ツイッターなんかだと、日本特有の現象みたいに言われてますけど実際どうなんすかね
・最高の労働条件は休日
間違いねえや
まとめ
読んでて面白かったです。Amazonで星つけるなら3.5か4
・日本的価値観に対する、フランス的価値観に興味がある人
・日本的価値観が前提の、一般的な働きかたや社会通念に少し息苦しさを覚えてる人
は読んでみて損はしないと思います